Xamarinで特定のJarファイルを取り込んで、ライブラリを使用したい場合があります。
今回は、取り込む一連の流れを記載しようと思います。
環境はVisual Studioをつかうので、それを元に進めていきます。
①ライブラリ用のプロジェクトの作成
まずは、ライブラリを入れるプロジェクトを作成します。
ここはAndroidStudioと違うところですが、ライブラリ用のプロジェクトを作る必要があるみたいです。
プロジェクト作成の際に、バインディングライブラリ
を選択して、プロジェクトを作成します。
②Jarファイルを入れてビルド
次に、①で作成したプロジェクトにJarファイルを入れて、ビルドします。
Jars
というフォルダがあるはずなので、その配下に取り込むJarファイルを入れます。
余談ですが、JarファイルはInput Jar
とReference Jars
の2種類あって、今回はC#にバインドするので、Reference Jars
にあたるみたいです。
詳細はAboutJars.txt
に記載されているので、確認してみるといいかもしれません。
Jarファイルを取り込んだら、そのJarファイルを右クリックで、ビルドアクション
を選択します。
EmbededJar
を選択してください。
その後、プロジェクトをビルドします。
成功すれば奇跡なくらいエラーが出るはず。。。。
私もエラーが出て、苦労しました。。。。。。
よく出るのはThe type or namespace name '×××××' does not exist in the namespace '××××××'
みたいな参照できません系のものです。
今回は必要のないクラスだったので、remove-nodeで対処しましたが、果たして良かったのか?(一般的にはそのクラスをpublicにするというものらしいですが、うまくいきませんでした。)
他にもエラーの種類は色々あると思いますが、今回は割愛させていただきます。
③Androidのプロジェクトを作成
ビルドが成功したら、Androidのプロジェクトを作成します。
②で作ったプロジェクトをVisual Studioで開いている状態で、ファイル→新しいソリューション
を開きます。
テンプレートは必要なものを選択して、アプリ名を決めるとプロジェクトが作成されます。
②で作成したプロジェクトと同じフォルダに作成されれば、成功です。
作成されたプロジェクトの参照フォルダを右クリックし、参照の編集
を選択し、②で作成したプロジェクト名を選択して、インポートできるように設定します。
これで、using~でインポートできるようになったと思います。
おそらくというかほぼビルドエラーに時間を食われることになると思うので、覚悟して挑みましょう!